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全国の田舎大好き女子です。 普段は、田舎暮らしアドバイザーとかしていたりしていなかったり。
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Posted by ほしくみこ
 
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大分県田舎暮らしレポート② 宇佐市  NPO法人院内町活性化協議会
2日目の朝は宇佐市院内町へ。
宇佐市はH17年に宇佐市と院内町と安心院町が合併してできた地域です。
全国八幡様の総本宮の宇佐神宮があったり、麦焼酎いいちこの本社があったり、院内町には趣深い石橋がたくさんあります。(合併前は石橋の数全国No1だったそうです。他に合併した豊後大野市に1位は変わってしまったそう)


この日は、宇佐市院内支局にてNPO法人院内町活性化協議会の安部さんと、宇佐市観光まちづくり課の担当の方からお話をお伺いいたしました。

宇佐市への移住者はこれまでに約50世帯とのこと。
それまでの居住地は、北九州や大阪、名古屋、関東など、幅広い地域から様々な年代の人が移住しているそうです。出身は沖縄ではなく東京ですが、一度沖縄に移住したものの、広い場所で養鶏がしたいと宇佐市に移住した若い人もいるとのこと。
宇佐市といえば、グリーンツーリズムがさかんな安心院とかが有名ですよね。組織の中には、大分市内にある団地と交流している地域もあるとのこと。安心院町にある「まつもとイモリ谷集落」には、グリーンツーリズムでの都市農村交流等を通じて、集落の約1割が移住者、というところもあるそうです。

まつもとイモリ谷集落
http://www.ajimu.jp/
グリーンツーリズムに関する情報
http://usacitylive.com/usacity151.asp


◇景観と気候
気候は、国東半島の付け根あたりのため、宇佐市も瀬戸内気候が続いているそうです。冬は晴天が多く、朝晩は冷え込むけれど、日中はさほど寒くありません。

そして、景観ですが、私の第一印象は
山が深くない(標高が低い)なあ、カラフルな景色だなあ、もや・煙が集落から立ち上っている、日本の里山の原風景、という感じです。
(すみません、表現力に乏しいのです・・・)

日本の山林などは植林されている場所もあり、ほぼ杉山とか、ほぼ一種類のみの木が生い茂っている山も少なくありません。安部さんにお伺いしたところ、阿蘇などのエリアはこうした植林が進んでいるので、多様な木々が生い茂っている訳ではないようです。すると、木々にあまり実がならない。すると、食物が得られず、動物が住むことができず、生態系のバランスが崩れ、里山が荒れてしまう。
しかし、院内町には、多種多様な木々、山野草が生い茂り、いろんな動物が住んでいる。そのために、四季折々いろんな景観で楽しませてくれるとのこと。そして、ヒト・動物・植物が共存し、共に里山の中で生きている。グリーンツーリズムでは安心院が九州の中でも先進地ですが、見学に来られると院内に移住したいという方が多いようだとのこと。
田舎暮らしを検討して、地域を見学に来られる方の中には、たった一回足を運んだだけで、自分が探し求めていた場所はここだ、と決めてしまう方も何人もいらっしゃるとのこと。
里山では、各家でごみなどを家の前で「燃す」習慣がまだ残っていて、すごく幻想的に感じました。

◇仕事について
これは全国的に言えることですが、田舎にももちろん仕事はあります。ただ、都内のようにあらゆる職種がそろっている訳ではありません。地方で求人が多いのは、やはり介護・福祉や医療従事者(看護師等)などでしょうか。
宇佐に移住される方の多くは、きちんと職について考えてこられる人が多く、福祉などの資格を取られてから、仕事を見つけているとのこと。
また、若くして移住される人は前回の豊後高田市のように、インターネットを活用して、WEBの仕事をする人も多いそうです。

◇農業について
田舎暮らしをされる方の中には、農業を始められる方もいます。宇佐市の場合には、県・市の新規就農支援制度を利用して、年間150万円の融資・補助を受けることができます。
来年度には、アグリガールという、新規就農を希望する女性向けの研修制度もスタートするようです。

宇佐地域の主な農業:米
印内町、安心院ではそれぞれさらに下記のような特産品があります。
院内町:ゆず
安心院町:ぶどう(ワイン)
※偶然にもお正月に旦那さんの実家の宮崎にて、安心院のワインをいただきました。甘くて美味しかった~♪


◇地域との交流について
気になるのは、移住後に地域にとけ込めるかどうかですが、宇佐市に移住された方の多くは、いずれも地域にとけ込むのが早いそうです。
地域の皆さんも、移住された方が地域付き合いを毛嫌いしなければ、積極的に移住者された方と交流されるそうです。少子高齢化が進んでいる中で、やはり若い人が入ってくると、地域のおじいちゃん、おばあちゃんは嬉しいんですよね。


◇お家について
実際の空き家の中の内部は拝見していないのですが、こちらの地域は五右衛門風呂が多いそうです。私、実物をまだ見たことがないのですよね~。京都の綾部にも残っていると伺っているのですが、一度入ってみたいなあ。

さて、話がちょっとそれてしまいましたが、宇佐市内の田舎暮らし物件の相場感覚について。
賃貸の場合:家賃は平均1~2万円
購入の場合:高くても、700~800万円あれば、補修なしの家が手に入りそう。

確かに田舎は収入が都会よりは落ちますが、都会の家賃分で、家賃・食費・生活費等ほぼ生活が賄えるとのこと。

過去に、市が実施した空き家調査によると、宇佐市内に空き家と呼ばれている状態のものは、市内に2000戸。しかし、これらの物件が、「賃貸借・売買しても良い物件」になるにはいくつかのハードルがあり、全部のうちの5%が出てくれば良い方なのです。
 内訳はこんな感じ
     しばらく使うから提供しない:5割
     住まないし、どうしようかな:5割
      ※このどうしようかな、のうち、相談となるのがそのうちの2割 
      ※さらに、相談のうち、空き家バンクなどに登録されるのはそのうちの1~2割 

売買・賃貸借のネックとなる理由)
・年に一回帰るから貸さない
・比較的近いところ(例:北九州市等)に住んでいるので、年に数回帰っている。

しかしながら、所有者も年齢が高齢になるにつれ、利用しなくなる、通わなくなる。すると、家が荒れる(家の窓を開けて湿気などを逃がさないと、朽ちていくのが早いので)。すると、もう管理が面倒だ、じゃあ手放そうか、となります。
ただ、その頃には、もう住める状態ではない、大規模修繕が必要な家となってしまい、借り手・買い手が付きにくくなってしまう訳です。
これは宇佐だけでなくて、日本全域で起きている問題ですよね。。。深刻。廃屋になるとやっぱり物騒だし。


あと、ぐるっと院内町を案内して頂いたときに感じたのは、家の前に畑(家庭菜園程度)がある家が多いということ。移住された方も大概家庭菜園を見よう見まね、地域の人から教わりながら野菜を作っているとのこと。作っていない野菜があれば互いにご近所さん同士で届けたり、もらったりしているため、実のところあまり野菜を買わない家庭が多いようです。※野菜などの物価は高くもなく安くもなく、とのこと。


◇移住支援と移住者について
移住された方のうち、宇佐市だけを見学された方、いろんな地域を回られた方とどのくらいの割合でいらっしゃいますか~?とお伺いしたところ、
宇佐市のみを見学した人:1/3
色々な地域を見学した人:2/3

結構多いのです、宇佐市のみを見て決められた方が。
どこにその要因があるのかな、とヒアリングを続けたところ、宇佐市のみで決定された方は、口コミ(移住した友人の家に遊びに来てみたところ、自分も気に入った等)で決められたほか、インターネットで情報を見ていたら非常に情報が多かった、ということも判断材料になっているそうです。

そして、驚いたのが、インターネットの情報だけで、「地域に足を運ばず」決められる方も中にはいるとのこと。そして、NPOを通じて移住された方の中で「こんなはずではなかった」と地域を泣く泣く出られる方もいないそうです。

私たちは、田舎暮らしの相談をする上で、相談者には移住した後に、「こんなはずじゃなかった」という状況を回避するために、できるだけ地域に足を運ばれるようアドバイスをしています。なのに、一度も見学に行かずに決めるなんて―!と、正に青天の霹靂の回答でした。

でも、考えてみると、移住の大きな決め手というのは、
「そこの地域で安心して暮らしていける具体的なイメージを描けるか」だと思うんですよね。

そういった意味で、宇佐市では、移住後に「安心して」暮らせるイメージが付くのだろうな、と直感しました。抽象的になってしまうのですが、やっぱり「人」なんですよね。

正直なところ、ああ、この地域はこの安部さんがいらっしゃる以上、定住支援はうまくいくんだろうな、と思いました。


安部さんの休日(土日)は、だいたい移住者のお宅回りだそうです。こうして、地域の人との接点を創ったり、移住後に不安に思う心を和らげてくれる頼れる存在があるかどうかということは、景観・家・やりたいことにふさわしい地域を見つけても、やっぱりどこか不安という決めきれない移住希望者のみなさんの最後の背中の一押しに繋がるんじゃないのかなと思うのです。
お仕事もやはり地域活性に関わる仕事というのはさほど多くないですが、こうして移住者のお宅を回る中で、Aさんはどんなことに関わりたいとかヒアリングされているので、道の駅などで求人がでると聞けば、タイミングを見て、移住者の方に紹介してくださるそうです。

休日が移住者のお宅回りじゃ、お休みがないんじゃないですか?と聞けば、安部さんはまったくそれを苦に感じていらっしゃらない。移住される前に伝え逃している地域の魅力を紹介したいんだ、ととても嬉しそうな顔でお話しされました。まさにライフワークですね。
安部さんは院内の出身で、Uターンされた方です。それまでは、東京の霞が関で働いたり、仕事の関係で全国各地を回ったとのこと。そして、離れてみて見えてくる生まれ育った地域の良さ。

「何もないけれど、余所にはないものがある」

そのお言葉は、とても自信に満ち溢れたものでした。
ふるさとを誇りに想う、その自信があるから、地域の魅力を伝えたくなる。
安部さんとお話をしていると、ああこんな方がいるんだったら、安心して住めそう、と思えたのです。実際に、移住者の方からも「安部さんがいるから移住しよう」と仰る方もいるそうです。

院内町では、空き家に宿泊して地域を体感できるプログラムもあります。体験は草木染、田舎料理、野菜作りなどもできます(一例です)
http://www11.ocn.ne.jp/~innai/HP/akiya.html

空き家を改修するための補助制度もありますので、興味のある方はぜひお問い合わせ・見学に足を運んでみてください。

私はできればやっぱり地域に足を運んで、地域を体感して移住してほしいなと思います。(笑)

移住された方が集まる場所もあります。「新規転入者の会」をH21年に設立されています。他にも、例えば、「新定住者会議」というものを、これまで4回実施されています。そこには、市長おでかけトークというものに合わせて、市長も参加されるそうです。実際に定住された方々から寄せられる意見を、NPOと行政が吸い上げる、すごく良いですね。

http://www.city.usa.oita.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AC020000&WIT_oid=icityv2::Contents::4582


NPO法人 院内町活性化協議会
〒872-0332 大分県宇佐市院内町山城49-1
電話0978-42-6007
FAX 0978-42-6027
ホームページ http://www11.ocn.ne.jp/~innai/
メール npo-innai@true.ocn.ne.jp

宇佐市の移住情報サイト
http://usacitylive.com/


写真は同じく週末にアップします!
Posted by ほしくみこ
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