全国の田舎大好き女子です。 普段は、田舎暮らしアドバイザーとかしていたりしていなかったり。
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Posted by ほしくみこ
 
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島根県田舎暮らしレポート③川本町
◇川本町

「移住・交流」という観点で、(2日で)島根県を回るのであればどこがオススメですか?と、かわべさんに伺ったところ、川本町さんをご紹介いただき、2日目の午前中に見学を調整いただきました。
 お会いできたのは、川本町の定住コーディネーターの東海林誠さんとMさん(イニシャルで失礼します)。いずれもUIターンされた方です。

お話をうかがった川本町の様子

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 Mさんは、お父さんの実家が川本町で、お母さんの脳梗塞がきっかけで、家族全員で川本町にUIターンされたとのこと。そして、Mさんも片足に重度の障害をお持ちです。川本町の三原地区は、川本町の中でも山あいにある集落ですが、病院やリハビリにはあまり困っていないとのこと。それどころか、お母さんもリハビリを経て、家族全員で田舎暮らしに取り組んでいるそうです。

 お米も自分たちの手で作る。それはMさんも例外ではなかったそう。「自分で食べる分は自分で作るように」と、機械で田植えができない田んぼの端の部分を手で植えて回られたとのこと。私も農家の娘で、この作業が結構地味にきついことを覚えているのですが、松葉杖でぬかるむ田んぼに入って田植えを行うことは重労働に違いないと思いましたが、Mさんがとても楽しそうにお話をされるので、本当に川本町での暮らしが、田舎暮らしが、地域の中で地域の人たちと生きていかれているのだなと感じました。

 この近くに、温泉津という場所があり、「やきものの里」があるそうです。ここに、日本一の登り窯があるとか、その数20段!お写真を見せていただいて圧巻。良かったら、こちらのサイト見てください

 そして、こんな窯を5段でいいから作りたいなあ、と、Mさんはキラキラされた目でお話されます。実はこれから窯作りに着手するとのこと。窯が欲しいと地域の方々に話していたところ、地域の方がその材料を貰えるように調整してくださったのです。「田舎暮らし=野菜やモノがご近所さんから貰える」というのは定説になりつつありますが、これは事実であり、移り住んだ方が地域にもその御恩を何らかの形で返しているからに他なりません。してもらってばかりで、何も返さない人は地域ではうまくやっていけないでしょう。Mさんも、地域のコミュニティに入っていくことの大切さについてもお話されていました。

 Mさんは実はスキーヤー。長野のパラリンピックにも出られたことがあるのです。中国山地にもスキー場があり、そこで冬場はスキーを楽しんでいます。北海道のようにスキーが盛んな地域には、障害を持っていてもスキーを楽しむ方も多かった。けれど、北国のスポーツであるスキーが、中国地方ではメジャーとは言えないでしょう。しかし、自分のような存在が話題となり、この地域のハンディキャップを持った方でも、スキーが楽しめるのだという希望につながればと結ばれました。ハンデがあるなしじゃなくて、自分がやりたいことをやる、それが誰かのワクワク・希望に繋がるような生き方が本当に素敵だと思います!



 続きまして、東海林さんは約3年前に川本町にIターンされた方です。定住コーディネーターとしてお名前も出ているので、本名で書かせていただきます。東海林さんの場合には縁も縁もなかった川本町。何故、ここに移住を決めたといういう問いに対する答えも至ってシンプル。

「羊飼いになる」

 小さい頃から動物が好きで、動物と共に暮らすことが長年の夢だったそうです。ご家族も、小さい頃から口にしてきた夢を実現するという東海林さんに対して、反対しても行くんでしょう、と快く(?)送り出してくれたとのこと。

 そのゴールに対して、自分の夢が一番叶えられそうな羊牧が盛んな地域を全国の中から10年間の情報収集の中で絞り込み、およそ3週間かけて、そのピックアップした地域を回ったそうです。北は北海道、岩手など、全国各地に車を走らせて、島根に入った。島根で牧羊をしているのは川本町のほかに出雲市の近くにもあったそうですが、そこではなく、川本町に決められました。川本町を選んだ理由は、この地域に住む人々でした。地域づきあいのイメージは、その地域でずっと暮らしていけるイメージともいえます。そして、尊敬できる羊飼いの師匠や、先輩移住者の方、かけがえのない地域の仲間との出会いがあり、川本町に決断されたそうです。

 島根県は大きく3つの地方に分かれます。離島がある隠岐地方、出雲市、松江市がある出雲地方、石見銀山がある大田市や島根県第二の都市である浜田市などを有する石見地方。先日にお邪魔した江津市、桜江町も石見にあります。石見銀山にはゴールドラッシュのごとく、銀で稼ごうと古くから全国からいろんな人が入ってきた歴史的背景もあり、余所から人が入ることにさほど抵抗がなく、温かく受け入れてくれたり、何かしよう!と思えば、協力してくださる方も多いようだとのこと。対する出雲地方は神話の時代から語り継がれ、出雲大社や城下町の松江があり、地域にプライドをもっている方が多く、変化をあまり望まない、出る杭は打たれるのようなこともあるようだと話に聞きます。そこに該当する地域が全てそうだと言う訳ではないのですが、傾向的に見て日本史に名を残すような地、城下町等ではそういう傾向があるのかもしれません。(私も会津出身なので…)

 今、東海林さんは川本町の定住コーディネーターをしながら、羊飼いをされています。川本町では現在羊を飼っているのは3軒のお宅だけでした。その内のお一人と仲良くなり、師匠と慕い、羊を貸して頂けるようにしたところ、羊を飼えるところを探しました。羊を飼っていらっしゃる別なお宅にお願いしにいったところ、もう自分にはできないから といって、牧場だけでなく羊や小屋、餌をやるための機材等も貸して下さったそうです。(なんと、それはMさんのおじさんだったそうです!)

 川本町は中山間地域です。見せていただいた牧場は山の斜面にあり、西条柿の木が植えられていました。大家さんはこの畑を耕作放棄されていたそうですが、東海林さんが羊を飼うようになって、その斜面の草を食べるようになり、また通常の畑になったとのこと。昔はこうした畑の管理を含めて、羊を飼う方もたくさんいらっしゃったそうなのですが、だんだんと数が減って行きました。
 来年にはNPOでカフェを開業されるとのこと。そこで出される食事には、育てた羊も提供するとのこと。可愛がっている羊を、と思われるかもしれませんが、私たちは肉や魚や野菜を食べて生きている、肉を食べると言うことは誰かがその命を頂いて捌くのです。その命の重みを伝える食育などの観点からも頑張っていただきたいなと思います!

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東海林さんのブログはこちら
http://makotoiturn.blog13.fc2.com/
川本町のUIターンHPはこちら
http://www.kawamoto-town.jp/teiju/
UIターンの会「くつろげばいいじゃん♪」
http://www.kawamoto-town.jp/teiju/life/uiturn_club/iijan.html
Posted by ほしくみこ
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