全国の田舎大好き女子です。 普段は、田舎暮らしアドバイザーとかしていたりしていなかったり。
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Posted by ほしくみこ
 
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伊達市りょうぜん里山がっこうの「除染」への取り組み

新地に宿泊場所はないので困ったところ。

そこで、仕事(取材)も兼ねて伊達市霊山町の「NPOりょうぜん里山がっこう」が運営する「りょうぜん里山がっこうの家」という田舎暮らし体験住宅を利用させてもらうことにしました。

がっこうの家


R115はうねうねしているので、一反宮城県丸森町に出るルートを選んだのですが、きっとミステイク…。
国道とは思えぬ、崖沿いの車のすれ違いも厳しい道を走行することに…。ごめん、母。ごめん、みんな。

全国行脚をした学生時代に、よく国道に絶対的な信頼を置いてはいけない(=国道だからちゃんと整備されているだろうという安易な考え)は持っていたのに、すっかり忘れ去っていました。

ただ、やっぱり丸森町はいいなあと思いました!
田舎暮らしセミナーでも度々職場に来て下さっている丸森町。
いま、マルモのおきて絡みでテレビで丸森町が出ているのをみて、思わず懐かしみました。

そして、ここは阿武隈山地の北のはずれ。
あまり高くない山々が続く、里山の風景。
聞いた話では、丸森町はどこの山林でも家が立てられるらしいです。景観いいものなあ。
時間があれば、ひっぽ行きたかった。


まあ、1時間半くらいかかって、ようやく伊達市霊山へ。
(ごめんね、みんな…)

ここは、田舎暮らし相談でも大変お世話になっている地域です。

このりょうぜん里山がっこうを拠点に、地域と交流できるメニューがたくさんあります。
空き家バンクなどの制度はないけれど、この地域の人柄に触れて、交流する人、移住する人、たくさんいます。


ここのメインは子供たちの都市農村交流の受入だと感じているのです。理由は、里山の生き物と触れあう体験(ウシガエルとかヘビとかゲンゴロウとか)、米粉のピザやパン作り体験、木工体験など、様々なメニューがあります。時々、都内で出張イベントをしてくださるのですが、多分一番子供が集まるブースです。

ご存じの方はご存知かと思いますが、伊達市は次の避難指定区域になるかもしれないと話がでています。その中でも、霊山地区は川俣町、飯舘村と接しているため、一部放射能が高い地域もあるのも事実です。

ここには「はかるくん」という放射能測定器があり、同じ霊山地区の中でも、さほど高くないところです。(りょうぜん里山学校ホームページから借用)

1307636980.jpg


もう言い尽くされていることだけど、放射能は放射線状に広がる訳ではなく、地形、風向きなどの影響を大きく受けます。

この場所は、大きな山に挟まれているため、それがブロックとなり、放射能があまり広がっていないようです。
実は中通りに放射線量が高いのには、理由があるのだと教えてもらいました。
まあ、この下の図を見てください。

中通りも、阿武隈山地と磐梯山・奥羽山脈に挟まれています。
阿武隈山地から、風に乗って、中通りに放射能が広まり、会津に抜けようとするのだけれども、磐梯山・奥羽山脈に阻まれ、また中通りに戻っていく。
中通りで放射能量が高いのはこのせいらしいです。

ふくしま

霊山の話に話を戻しますが、同じ霊山と言うだけで、風評被害も被害もある。



今回、りょうぜん里山がっこうの事務局長の関さんからお話をうかがいました。

りょうぜん里山学校では、地産地消をテーマに、ずっと地域づくりに取り組んできた。米粉のパンも、何とか福島県内に米粉工場を作り、地元の米で米粉パンを作った。

けれど、今体験に使う食材は県外の物を使わざるを得ない。
もちろん、地元で採れた野菜は地元で食べます。
けれど、子供たちの口に運ぶものが本当に安全かどうか、言い切れない以上使うことはできない。


私たちも放射能についての知識が薄い。
その点、関さんは長年放射能について取り組んできた方。


例えば、茎を食べる野菜の放射能量が高くなりがちなのは、茎に水を通すための管があり、土から水を吸い上げた際に、一緒に取り込まれてしまうため。

しかし、実を食べる野菜は茎部分を食べないため、実になる際には放射能量は薄まる。例えば、トマトやお米。

洗浄、加熱等の調理の過程で、また放射能量は減り、摂取したものは、排泄という手段によって、体内に残る放射能量は格段に低くなる。

こうした事実を知らずに、福島県産のものを排除するのは風評被害だろう、と。


ここ最近、私は風評被害と被害の境界が分からない。

天然の放射能量が通常どのくらい含まれていたのか、
それが今この基準値を超えなければ本当に問題はないのか、


前例がないから、政府がいう安全の基準が分からない。

私は食べますよ。それは自己判断で。


けれど、それを安直に直売なりをしていくことだけでいいのかと不安になるのです。

農家さんや福島県の行政や人々が、これから何に取り組んでいくべきか、取り組んでいかなきゃいけないのか、もう一度しっかり考え直さなきゃいけないのではないかと思うのです。

けれど、みんな当面の生活をどうするのか、そもそも自分の生活の自立があってこその復興ではないかとおもうので、農家や生産者の気持ちも分からない訳ではない。

農家の娘で、災害による農作物へのダメージが、今の自分の人生のテーマ・仕事に繋がっているほど、悔しさ・発狂しそうになる想いはあって、時々それは夜に爆発してしまうこともあるけれど。でも、あの時は天災だった。今回は人災。怒り・悔しさ・責任をぶつける相手が見えているのに、何もしようとしないそこに、今はどうせ何も動いてくれまいと、ただ耐えている何百人もの、今まで関わってきた生産者さん、彼らを取り巻く人々の顔が浮かぶ。

けど、作るだけではダメなんだ。
今は、福島を応援しようという気運がある。
しかし、良くも悪くも人々の関心は薄れて行く。

そして、「何となく」福島のものはやめておこうと言わせないためには、「除染」が必要なのだろう。


ぐるぐるした悩みに、ここで一つの答えをもらったような気がする。20キロ圏内はまだまだ難しいかもしれない。けど、少量の放射能が積った程度であれば、まだまだ掃除なり除染することで放射能の値は下げられる。

しかし、ほったらかしにしておけば、屋根に積もった放射能は屋根裏にしみわたり、地面に積もった放射能は雨でしみ込んでいく。
いたちごっこかもしれないけど、除染し続けるしかないのだ。

だから、これからのボランティアの在り方として、こうした除染活動に来て欲しいと関さんは仰った。

実際、先月神奈川県の幼稚園の先生たちが除染ボランティアに来てくれたそうだ。
私も参加したいし、呼び掛けて行きたい。

今のところ、参加しても週末だけになるだろう。
ずっとそこで暮らす訳でもないのだから、何とか気軽にボランティアに来て欲しい。その後観光してもいいから。

きっと、それは切なる願いなのだ。
福島を出るという選択肢も、個人の選択として致し方ない。
けど、出るだけじゃなくて、福島県民として何をすべきか、何ができるかを考えて、子供たちが、動植物が生きやすい、生きて行きたいと思える環境を作っていくことも必要なのだ。

きっと東電はそんなところまで補償しない。
補償しないからそのままにしていいものじゃない。
誰かがやらなきゃ変わらない。
けど、その誰かを期待したって意味はない。
自分たちで変える努力をしていきませんか。

実際、私たちは翌日こちらのところで木工体験(竹の水笛とつばきホイッスル)をしたり、生き物体験を20代後半メンバーがさせてもらった。
みんな引くかなーと思ったけど、何だか皆楽しそうで嬉しかった。帰りに、写真をとってもらって、りょうぜん里山がっこうを離れる。

IMG_5117.jpg

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IMG_5122.jpg


ここの取り組み、なんとか福島全体に広められるよう、自分にできることとネットワークを利用していこう!!


里山カフェとか新たな取り組みも。
今回のテーマ 10年後、こどもたちがガンで苦しまないように~
http://pub.ne.jp/ryouzensatoyama/?entry_id=3714231



そして、ここでもひとつ伝えたいのは、家族に恵まれたこと。

夜遅くまで仕事だったのに、朝の四時起きで200キロ近く走って娘の元へ駆け付けてくれるお母さん、
前日まで終電近くまでやっぱり仕事をしていたのに、金曜夜に夜行バスっていう過酷なボランティアの旅に一緒に行ってくれた旦那さん。

時々、私は二人に噛みつきます。
こんな大惨事に、今自分にできることを探さないのかと(笑)。

けど、支援の仕方はいろいろあるんだと、旦那さんと周りのみなさんから教えてもらってます。

支援をしている人たちが動きやすいように、バックアップしてくれたり、支援者が倒れないように支えるのも、一つの支援の在り方なのだと再確認いたしました。

本当に、私は二人がいなかったら今の存在はないのだなあとしみじみ思います。
二人にして貰ってばっかりなので、いろいろ返していけるように笑顔で、元気で、健康で、無事でありたいものです。頑張ります。

すみません、ちょいノロケでしょうかねえ(笑)
Posted by ほしくみこ
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[東日本大震災から
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