全国の田舎大好き女子です。 普段は、田舎暮らしアドバイザーとかしていたりしていなかったり。
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Posted by ほしくみこ
 
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福島レポート その3.道の駅裏磐梯と蕎麦古屋岩佐さん


 続いて向かうは裏磐梯にある蕎麦古屋さん。
 蕎麦古屋の店主岩佐さんは、移住者の方です。移住と言っても、千葉に自宅があり、北塩原と千葉を行ったり来たりの生活をしています。
 初めは趣味の岩魚釣りのベースキャンプが欲しかった。そして、10年掛けて理想の場所、理想の物件を見つけて、ボロボロの古民家を***万円(割と安いです!)で購入して、自分でコツコツ手直ししながら週末男の一人暮らしを楽しんだ。そのうち、そっちの方が面白くなって、仕事を止めて移り住んで釣り三昧。奥さんやお子さんは都会で生活し、時々遊びに来る。
 だけど、岩佐さんはこのまま趣味に没頭するだけじゃなくて、地域で何かしたいと考えるようになりました。そして、趣味だった蕎麦打ちの修業を積んで、蕎麦屋さんを始めました。

(まあ、詳細はこちらの記事をご確認ください。w)
http://agreenqoostar.blog129.fc2.com/blog-entry-565.html

 裏磐梯は五色沼やわかさぎ釣りを楽しめる桧原湖、ブナの原生林、百年前に噴火した磐梯山の今の姿などが楽しめる、福島の中でも好きなスポットです。
 しかし、生れてこの方、桧原湖に行ったことはあっても、そこを一周したことはなかった。ばんだい2000さんから近い近いと思っていたのですが、桧原湖の北遠でした。福島に住んでいたというのに、見たことがない風景でした。残雪、桜、春を彩る黄色い花、新緑、澄んだ湖が一望できるここを知らなかったのはもったいなかったなあ。裏磐梯と一くくりにするのた確かに惜しい。岩佐さんが名付けられたように、「奥裏磐梯」という言葉がとてもしっくり来ました。

奥裏磐梯

裏磐梯 どうろ

裏磐梯 雪

 
 そんな景色に見とれているうちに、目的の場所に到着。いやあ、秘境のようなところでした。本当にこんな奥まできたことなかったし。
 一応予約をしていったのですが、予約しておいて良かった!!今日は団体さんなども多くいて、予約でお蕎麦はほぼ完売でした。私たち母子がいる間、4、5組も、こんな奥地(すみませんが本当に奥・・・)に蕎麦を求めてやってきました。

岩佐さん いろり

岩佐さん団子さし


 オススメの天ぷらそばを頼みました。
 そこに、岩佐さんのお友達で猪苗代に移住されたカメラが趣味のAさんがカメラ仲間を連れていらっしゃいました。
 
「岩佐さんの蕎麦は趣味みたいなもんだから。採算なんてあったもんじゃないよ」

 その言葉のとおり、蕎麦はもちろんのこと、季節の地の物がふんだんに使われた揚げたての天ぷらが豪華6点盛り。アスパラ、かぼちゃ、ウド、ふきのとう、こごみ、まんじゅう(会津はまんじゅうの天ぷらが郷土料理)などなど。岩佐さんが釣ってきた岩魚ももちろん天ぷらになって出てきました。
 アスパラは瑞々しくてじゅわっとうまみが口の中に広がるし、岩魚は全然生臭くなくて身がぷりぷりしていました。
 そこに、きゃらぶき(だったと思う)の漬けものに、岩佐さんが岩魚釣りの際に見つけた葉ワサビの漬け物が付いて、何と1380円です。
 蕎麦はもちろん美味しいですよ。何と言うか、香りが凄い。
 会津塗のおちょこみたいなのが御膳の上にあったので、日本酒かと尋ねれば、地元の清水でした。

岩佐さん おぜん

岩佐さん てんぷら


「まずはその清水で食べてみてください」

岩佐さん 水そば



 水蕎麦。
 一度だけ喜多方市山都町で食べたことがあるのですが、水が綺麗で蕎麦によほどの自信があるところでなければ出せない逸品です。蕎麦の香り、歯ごたえ、雪解けの清水、これだけで頂く蕎麦はなんて贅沢なんだろうか。水蕎麦を出すということはよっぽど蕎麦に自信がないとできないのです。

「蕎麦ほど貴重なものはないんだよ」
Aさんは言いました。

「蕎麦は肥沃な土地ではなくて、痩せたこうした山間部で育つ。生育するために必要なものは水だけ。岩佐さんの蕎麦はつなぎの小麦粉を使わない十割蕎麦だ。つまり、蕎麦と水しか使っていない。そして、食べるにも水だけで食べることができる。成長するにも、調理するにも、食べるにも水だけでいいなんて、なんて貴重な存在なんだろうね」

まあ、岩佐さんから聞いた話なんだけど、とAさんは笑った。

岩さんは初めは蕎麦粉は購入していたそうなのですが、お店を作ったことから地域の方との交流が始まり、今では地域の人と一緒に蕎麦の生産も行っているのです。そして、これがきっかけで地域も変わってきた、まあ詳細は前の岩佐さん紹介記事で。

本当に蕎麦は絶品だった。アクセスが悪かろうが、風評被害があろうが、本物を求めて、こんな奥地まで来る人もいるのだ。だから、こんな時こそ妥協せず本物を作り続けると言った三島で農家になった栗城君の言葉を思い出した。

高橋千鶴子さんの話のところでも書きますが、生産者さんと消費者を繋ぐことに全力を尽くす一方で、「この味だから」「このものだから」買いたいと思って貰えるように生産者とも向き合っていくべきなんだろうなと思いました。


~ちょっと余談~

 道の駅北塩原村に立ち寄りました。裏磐梯が一望できるスポットです。なんかツーリングの人が多かった。

 そばソフトなるものがあって、もみのりも掛かっていたのですが、ちょっと手が出せなかった。
 ソフトクリームコーナーのほかにジェラード屋さんがあって、こっちで購入しました。
 会津のブランド塩「会津山塩」のアイスと、山で採れたどんぐりのジェラードです。
 どんぐりがすごくクリーミィ、塩はさっぱりで良いバランスでした。ちょっといろいろ試したいのあった。わさびも好きです。2種類選べて300円。すごくお得な気分になりました~。

裏磐梯どんぐりジェラード

現在、北塩原村には浪江町などからの避難を受け入れています。道の駅に天然酵母のパンを出張販売をしていた方とお話したのですが、体育館等における避難というのは本当に環境としては厳しいようですね。あんな固くて冷たいフローリングで一日過ごすって本当に大変だと思う。
 食事はパンばかり、栄養も偏り、北塩原村に来た時に出された食事に感動されたそうです。
 クロワッサンとベーコンエピを買って旅のお供に。
 やっぱり時間の過ごし方が課題のようです。目の前に復興に向けて動き出せるものがないのだもの。早く何かできることを探そうと思います。

裏磐梯パン


 ただね、ちょっと不安があるのです。
 前のブログで南会津では観光客が激減とお伝えしました。しかし、被災者の受け入れと言うことでアクセスが良い地域の旅館・ホテルには人が入り、県などから助成がある。南会津のみなさんもそこを言っていた。本来閑散期でも、こうして一定の収入が入っているところもあるのだと。
 実際に、今私は南会津に足を運んでいないものの、こっちは避難者を受け入れ、南会津の人が参加していたイベントでどの人とお話しても、観光で人が来ないと言っている。
 収入目当てでないところも多いのでしょうけれど、こうした風評被害が多岐にわたっていることをもっともっと伝えていかなきゃいけない。
Posted by ほしくみこ
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[東日本大震災から
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