全国の田舎大好き女子です。 普段は、田舎暮らしアドバイザーとかしていたりしていなかったり。
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Posted by ほしくみこ
 
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天栄村での田舎暮らし 富田さん① ほたる農法と余所者が楽しむためのコツ
1月15日の福島県の県中田舎暮らしセミナーは、新幹線がストップし、ご担当者さんが間に合うか否かぎりぎりのラインで準備が忙しかったのですが、きっと素敵なセミナーだったと思います。

その中で、印象に残った富田さんのお話です。


◆富田さん

神奈川県出身で埼玉県育ち。
大学で植物を専門に研究されてきて、博物館学芸員として働いてからも植物採集に福島に足を運んでいたそうです。そして、2006に天栄村に来訪。植物学が専門で湯本に通うようになって、現在は東北大学の研究プロジェクトに参画して、その研究室の分室がある天栄村にお住まいです。

そして、「EIMY湯本地域協議会」の事務局として、天栄村湯本地域の資源を最大限活用した地域おこしに取り組んでいらっしゃいます。
http://www.geocities.jp/eimyyumoto/

そんな富田さんのお話です。



<茅葺屋根の温泉宿>
・茅葺屋根の温泉があるのは天栄村だけ。
この茅葺屋根の温泉の裏には棚田がある。
その棚田から湧き出る温泉。
こんな環境が他にあるだろうか。
しかし、地域の人から見れば「当たり前にそこにある風景」なんだ。

だからこそ、こうした趣きある風情が残って来たに違いないんだろうな。
確かにこれは観光資源にきっとなるものです。
だけど、闇雲に観光PRすれば良いかと言うとそうではないもの。
地域の人とそこの風景のバッググラウンドや歴史、思い出、それらを壊すようなPRは決して発展とは言えない。


ちょっとうろ覚えで恐縮なのですが、富田さんが滞在されているお家には確かお風呂がない?のかな。それで、毎日温泉に入っているそうです(うらやましい)。

けれど、温泉でほっこりして、自宅に戻るまでにこの季節、髪が凍るそうです。w
高山市さんも仰っていたけど、本当に氷点下何度になるところは、冷蔵庫は物を凍らせないためにあるそうです。天栄村も実はこのくらい寒いのです。




<天栄村のお米とほたる農法>

■天栄村のお米
天栄村は、お米の「米食味コンクール」で南魚沼郡のお米に並んで、トップクラスの賞を受賞し続けているお米「漢方未来農法 天栄米」があります。話には聞いていたのですが、今回初めて食させていただきましたが、粒ひとつひとつがしっかりしていて冷めていたのですが非常に食べ応えがありました。うまー。あったかいのも食べてみたい。

ちょっと調べてみたのですが、
「漢方未来農法とは、堆肥には漢方煎じ滓を使用(期熟成堆肥と漢方の煎じ滓堆肥)、各種生薬などを配合した土壌改良材で土作りを行い、雑草対策は水田に紙を敷き光を遮ることで雑草の生育を抑える「紙マルチ栽培法」で行い、病害虫回避にもすべて漢方由来の資材を使って農薬を使わずに健全な稲を育てる農法」
だそうです。

そして収穫量はやはり一般的な田んぼよりも少ない。


■富田さんのたんぼ

今年、富田さんは村の人から畑を借りてほたる農法によって初めて自分の取り組んでいる。

ほたるが住める田んぼ=農薬が使われていない田んぼ。
写真が紹介された時には、すごく幻想的で綺麗だった。
あい鴨農法など、自然・生態系を壊さない農業にスポットが挙げられがちだが、それはその実大変さもあるもの。

農薬を使っていないので、稗はぼうぼう。
一般的な田んぼより稗の数は倍以上だそうです。
けれど、自分で作ったお米が一番美味しいと富田さんは言った。
実際に、富田さんが初めて収穫したお米を村役場にある食味計によって測ってみたところ、なんとスコア84! の結果が出たそうです。

これがすごいかどうか、みなさん知らないと思うのですが(笑)

食味計についてはこちらに詳細が。
http://www.syokumikanteisi.gr.jp/taste.htm

標準スコアは60~65点。
初めての年に84点って本当にすごいんです。




漢方未来農法にしても、ほたる農法にしても、共通して言えるのは、良いものを作るのに「手間」も「時間」も、場合によっては「お金」も掛かるということ。漢方未来農法はその漢方を取り入れたりするので、結構お金が掛かるそうです。

そんな美味しいものが簡単に作れたら、もうみんな取り組んでいる。
有機農業、自然農法を生業にされたい方にはここを考えて欲しいと思う。

他の地域で有機農業に取り組んでいる人も、やはり形の不格好さなどでやっぱり一般消費者受けはしないという。有機野菜を取り扱うところにはすでに取り組んでいる農家が多くのシェアを持っているので、実績・経験もない自分の野菜は扱ってもらえない。

市場をどう開拓するかとか、いろいろ考えてやらないと、生きていくためのお金も稼げない可能性もある。

ただ、その苦労の先に、自然にも身体にも良いものがある、それを最優先出来る人じゃないとしんどくなっちゃんだろうなあ。



<余所者から見た楽しく暮らすコツ>

この時、試食のお米とか野菜の準備をしていたので、ちょっと箇条書きになってしまうところもあって恐縮ですが、ご理解ください。

地域のみさんのウエイトの置き方を図で説明していたのですが分かりやすかったので、ちょっと抜粋。


 集落 >家族・親戚>個人

・部落に迷惑をかけないことが大前提。
例えば、火事。家が隣接していなくても、火事を起こしてしまうと、一気に村の信用は無くなってしまうんですよね。。。どれだけ良い人であっても。

・プライバシーの共有
例えば、玄関先に誰かから野菜が届いていたとする。それを「プライバシーの侵害だ」と思ってしまうような方は田舎暮らし、農村での生活に向いていない。
鍵は掛けない家も多いのは、それでも悪いことをする人がいなかったから、そして信頼関係が築けているから。そんなことをすれば、村にいる誰かしらが気付く。「良くいく場所、何時に寝るか」素性は皆知っている。筒抜けだから、悪いことなんてできない。
1日でも一人暮らしのお宅に電気が付いていないことがあれば、「どうかしたのかな?」と思う。だから、孤独死とかは少ない。

・結いの活動
重労働は共同作業。お互い助け合いで成り立っている。お裾分けとかもこの一つの形。

・祭りや飲み会
どうしてこうしたものが開催されているかといえば、結束力を高めたり、ストレス発散など、いろんな効果がある。


印象的だった言葉が、最後の方に語られたコレ。


「移り住んだら0歳とみなされる。
 何でもいいから努力する。    」



これがストンとおちて来ました。
その地域のことは住んでみないと本当に分からない。
だから、その地域に住んで1年たてば、1歳分その地域を知ることができる。

自分がその地域に対して何歳か、何年生なのかわきまえて地域の人と交流していくことが大事なんだと思います。


これから定住に向けて、半農半Xならぬ半農半XYZを目指されているそうです!
地域の大事な素材に目を向けながら、本当に頑張ってほしいと思います。


<他のメモ>
■地域の子供たち、若者
・高校から下宿する人も。
・若者は仕事があまりないけれども、羽鳥湖高原があるのでリゾートに就いたり、白河や高速・新幹線沿いの工場に働きに出る。

富田さんのブログ
http://yumotomisho.blog22.fc2.com/


ちょっと長くなってしまったので、2つにわけますー。
Posted by ほしくみこ
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[田舎暮らしの達人
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